ミニチュアダックスフンド　豆知識

ダックスフンドはとても人気がある犬種で、２００７年ＪＫＣ（ジャパンケンネルクラブ）の登録数はダックスフンドのミニチュアが88,615頭、カニーヘン(カニンヘン）が4,350頭、スタンダードが108頭、合計93,073 頭と日本では１番多い犬種です。ＪＫＣ（ジャパンケンネルクラブ）に登録していないダックスフンドもたくさんいると思いますので今日本でどのくらいの頭数が飼われているのかははっきり判りません。

ダックスとはドイツ語でアナグマのことを言いますが日本語では「ムジナ」。
アナグマってどんなのと言う人は→アナグマの写真

ダックスフンドはスタンダード、ミニチュア、カニーヘン(カニンヘン）、と３つのサイズに分かれていますがその違いは体重と、胴回りの長さで区別されます。（体重だけで区別される国もあります）

【カニーヘンダックス】は
生後15カ月たった時点で胴回りが30cm以下、
体重　3.6〜4.5kgのダックッスで３つのサイズの中で一番小さなサイズです。
ちなみにカニーヘンとはドイツ語でアナウサギの意味です。
どんなウサギよ？って方は→カニーヘン写真

【ミニチュアダックス】は
生後15カ月たった時点で胴回りが31〜35cm、体重　5kg以下のダックス

【スタンダードダックス】は
成犬で胴回りが 35〜45cm、体重9kg〜12kgのダックスをいいます。

コート（毛）は３つの種類があり、スムースコートという滑らかな短い毛、ロングコートという滑らかな長い毛、ワイアーヘアーという少し硬めの毛がありますり。
一番一般的なのはロングコートで、ワイアーヘアーはあまり一般的ではありません。

色ですが大きく分けて、単色、２色、ダップルやブリンドルと呼ばれるまだらやぶちの３つに分けられます。
単色は、レッド、イエロー（クリーム）が主でレッドといっても日本人が思い浮かべる赤ではなく、茶色に近い色で犬関係の世界ではレッドとよびます。２色はブラックアンドタン、チョコレートアンドタンなどと呼ばれ、全体の色は茶色、チョコレート色、黒で、目の上や耳、足、尾にクリーム、青、ベージュ、チョコレート色などの毛やポイントなどがあります。ダップル（まだら）は基本的なコートの色はブラック、ダークレッド、ダークグレーで、不規則なグレーやベージュの斑があり、ブリンドルはレッドやイエローで濃い縞があります。

文字でこんなことかかれても想像できない人が多いと思います。
そんな人にはほぼすべてのコート・色のダックスフンドが見ることができる 【こちらのサイト】
超お勧めです。

ＪＫＣ（ジャパンケンネルクラブ）のダックフンドの性格を見ると 「生まれつき友好的で、落ち着きがあり、神経質であったり、攻撃的ではない。情熱的で、辛抱強く」と書かれていますが実際にダックスフンドを飼っている人たちの中には「エ〜！？？」と思う人もいるのではないのでしょうか。
犬にもよるのでしょうがダックスフンドは好奇心が強く、いたずら好きです。シャイなダックスフンドはケンネルクラブの標準でも減点対象になっています。多くのダックスフンドは、知らない人をあまり好きではなく吠えたり、うなったり、時には噛んだりします。もちろん家族にはそんなことはしませんが。私は３種類の犬を飼っていますが、家族全員が出かけ、戻ってくると家の中がメチャクチャになっていることがあります。これをやるのはダックスフンドです。なぜわかるかというと、ダックスフンドは我が家では新参者です。彼が来る前にはこんなことは１度もありませんでした。そして、標準の気質でも「退屈しているダックスフンドは破壊的になるでしょう」と述べられています。家族がいなくなると狼狽する傾向があり、そのストレスを軽減するために、暴れ回ったり、物を噛んだりすることがあります。
こんな性質もあることを覚えていてください。しかしこんな悪さをしてもそのとぼけた顔を見ると強くしかれなくなるのがダックスフンドの特権かもしれません。

ダックスフンドの耳は垂れて長く、尾は真っ直ぐで長く作られましたが、その理由を知っていますか。 耳が垂れている理由は、ハンティングのときに耳の中に草の種や土、泥などが入らないためです。 尾が真っ直ぐで長い理由は、１つは草むらの中にいるときでも発見しやすいようにという理由で、 もう１つは、（想像すると笑ってしまいますが）、ダックスフンドはアナグマの巣（穴）に入り込んでアナグマを退治するために作られました。しかし、ダックスの中には、その穴にはまって動けなくなるドジ？なダックスもいて、そんな時、真っ直ぐで長い尾を引っ張って助け出すんですね。ですからダックスの尾は長いんです。
【その他の豆知識】
★2008年、アメリカＡＢＣニュースで発表された頭のいい犬ランキングでダックスフンドは80位中見事49位でした。
★アメリカではダックスのあの長い体がなんとなくホットドッグに似ているためホットドッグと呼ばれることもあります。
★食べることに関しては貪欲です。あげれば何でも食べちゃいます。あげなくても食べちゃうこともあります＾＾。ダックスの目と鼻につくところに食べ物を置きっぱなしはいけません。なんせ、ブクブク肥る体質ですので。「少し高いところなら大丈夫」などと思ったら大間違いで、何かを伝って登ってしまうこともあります。
★ダックスの鼻口部（マズルと呼びますが）は、チョット盛り上がっているのですがこれをローマンノーズといいます。ギリシャ彫刻の男性の鼻のように見えるからなんですね。
★ダックスのＡＫＣ（アメリカンケンネルクラブ）の登録数はラブラドールレトリーバー、ヨークシャーテリア、ジャーマンシェパード、ゴールデンレトリーバー、ビーグル、ボクサーについで７位です（２００７年）
★ダックスの動画→ ウエストミンスタードッグショー　ダックス
★チョット笑えるダックス動画

ダックスフンドは、もともと猟犬だけに動きが活発で、高いところから飛び降りたり、ジャンプし高いところに登るのが好きです。（足が短いくせに^^;）。
そして、「食べているときが一番幸せ」みたいな顔をして何でも食べてしまします。他の犬の餌もお構いなしです。
しかし、その活発な動きと、肥満体質により重大な病気になりやすいんです。それは、
椎間板ヘルニアと言う病気です。
近年、足腰がおかしいと言うことで動物病院を訪れ、椎間板ヘルニアと診断される犬種のＮＯ１はダックスフンド（特にミニチュアダックスフンド）なのです。
この病気はダックスフンドのその独特な体型も大きな要因になっているようです。
椎間板ヘルニアは、早期発見、早期治療で治るようですが、重症になると死にいたる病気のようです。普段の様子と違うと思ったら早めに動物病院で診てもらいましょう。
椎間板ヘルニアの原因と症状もっと詳しく見る

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